2020.08.24 備えて安心!防災特集
普段から高める防災意識

電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合に備えて、飲料水や保存の効く食料等の確保はもちろん、調理器具やスマホに使えるモバイルバッテリーといった防災グッズのチェックも忘れてはなりません。できるだけ、普段の生活の中で利用している食品やアイテム等を備えるのがおすすめです。
また、災害が起きた際の怪我のリスクを減らすため、避難経路に家具を置かない工夫やそもそも家具が倒れないようにするための防災グッズを使うことも必要です。
いずれにしても災害が起きたことを想定して防災対策をすることが非常に重要となってきます。日頃から防災対策をしておくことで、被害を少なくすることはできます。防災対策で大切なことは、自分の身の安全を守るために一人一人が取り組む「自助」。いつ災害が起きても対応できるようにしておくことがポイントです。
そこで今回は、テーマ別にそれぞれ今からできる防災対策をご紹介します。
被災者の声から見えた、自宅での備え
~ もくじ ~
避難時に必要なもの
自宅が被災したときは、安全な場所に避難し避難生活を送ることになります。非常時に持ち出すべきものをあらかじめリュックサックに詰めておき、いつでもすぐに持ち出せるようにしておきましょう。防災グッズが複数入っている「防災リュック」というアイテムもあるので、家にある防災グッズと照らし合わせて必要なセットのものを用意しておきましょう。
非常食の備蓄
ローリングストックのポイントは日常生活で消費しながら備蓄することです。
普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法をローリングストックと言います。備蓄品の鮮度を保ち、いざという時にも日常生活に近い食生活を送ることができるはずです。
その日常の中でのローリングストックでは備蓄する食料が古くなってしまわないよう、消費の際には、必ず一番古いものから使うようにしましょう。新しいものと古いものをしっかり管理し使っていくことが上手に循環させるコツです。ローリングストックは蓄えている古いものから消費していきます。消費したら蓄えるという意識を常に持っておくことが重要です。補充ができていないタイミングで災害が来る可能性もありますので、消費分は必ずチェックと補充をしましょう。
長期保存食を最低3日分は準備をしましょう。1日分の備蓄量は1人分として水3ℓ(1.5ℓペットボトル2本)、無洗米・アルファ化米×3食・缶詰パン・乾パンが目安といわれています。。長期の避難では栄養が偏ってしまうため、非常食でも栄養バランスに配慮した食料の備蓄が必要となります。タンパク質やビタミンも摂れる缶詰やレトルトなども用意しましょう。用意する際にはアレルギー体質の方でも安心して食べられるアレルギー物質27品目不使用がおすすめです。また甘い食べ物を準備しておくのもおすすめです。肉体的疲労だけでなくストレスもたまりやすい避難生活のなかでは、イライラした気持ちを抑制するのに甘い食べ物が役立ちます。心を落ち着かせ、リラックスさせる作用があるセロトニンの分泌が促されます。
万全な対策をすることで災害時でも健康的な生活を送ることができます。
災害時に役立つ非常食はこちら
非常食も飽きないようにバリエーションを!
避難生活に備える
~水の確保~
災害時の生活用水確保や、給水所から水を運ぶ際に給水タンクが欠かせません。給水タンクは場所を取ってしまいがちですが、実はタンクの中に防災グッズを収納する場所としても活躍できます。保管場所があまり取れない場合にはコンパクトに保管できる袋タイプの容器がオススメです。運搬時に便利なキャリーや、携帯浄水器も一緒に備えておくと良いでしょう。成人男性1人あたり、1日に必要な水の量は約3ℓとされています。脱水症状を防ぐためにも水の確保をできるように準備しておきましょう。
~身体を休める~
体温低下が命に関わることも!体力を温存するために季節を問わず寒さに対する備えを。
災害時、電気・ガスが使えない可能性が高く、冷えは著しく体力を奪います。床冷えを防ぐマットや、身体を包むアルミシートが体力温存に役立ちます。
~車に備える~
車での避難生活も想定して車中での電源確保や燃料の確保、そして万が一の車からの緊急脱出時に必要なものをピックアップ。
車の備えも万全にしておきましょう。
もしものときの明るい味方
停電や災害に電灯を備えておくと安心。置いておけるランタンがあれば周囲を広く明るくしてくれるので安心感を得られます。電灯をご用意する際には併せて電池の予備もしっかり用意しましょう。
災害時にはSNSが貴重な情報源となります。SNSは情報を集めるのに使いやすいツールとして近年認知されています。情報収集にはスマホをよく使用されていますが、落とし穴もあります。それは「電源」が切れると通信ができないことです。停電している場合、コンセントからの充電ができません。緊急時に電源を探すのは非常に大変な為、防災グッズの中にモバイルバッテリーなどの充電方法の備えがあると安心です。スマホは情報収集・家族との連絡手段の要です。停電時でも乾電池でスマホを充電できる充電器は必ず備えておきましょう。実際に被災者アンケート※で多くの方が必要だと答えたのは「モバイルバッテリー」です。(※一般財団法人ダイバーシティ研究所調べ)国・自治体では災害時、スマホを通じた情報発信を進めていますが、充電がないと情報を受け取ることができません。いつでも充電できる体制にしておきましょう。
被災時の生活で気になる「衛生問題」。今回はトイレ用品や衛星用品、ペット用品についてもご紹介。家屋が無傷でも排水管の損傷や断水でトイレが使用できなくなる可能性もあります。安心して用が足せるよう、消臭効果があり、処理のしやすい非常用トイレ備品を備えておきましょう。
ペット用品(ペットの健康と周囲への配慮を)
飛散対策・飛び出しに有効なアイテムをご紹介!!
家具の転倒防止~穴を開けないので、賃貸でも安心~
火災対策~被害の拡大を防ぐ備えを~
最後に
家族同士の安否の確認方法も事前に決めておきましょう。災害時は、通話が集中して電話がつながりにくくなります。SNSサービスや災害用伝言ダイヤルを活用し、家族の安否を確認してください。加えて、自分の地域の避難場所や避難経路の確認をしておくと慌てずに避難することができます。
災害はいつ起こるかわかりません。万が一の時のための防災対策をしておくことで被害を最小限に抑えることができます。日頃から防災グッズを準備するなどの防災意識を持つことが重要です。
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新型コロナウイルス感染拡大の影響により生活様式が大きく変わってきている中、防災に関する意識はどのように変化しているのでしょうか。DCMホールディングス株式会社(以下、DCM)は、「コロナ禍における防災アンケート」を全国5か所のDCMグループ店舗にて調査しました。
避難所に行くことへの抵抗感が強まった人が7割 。災害時は過半数の人が「自宅避難」。
今年の防災対策は、コロナ感染防止グッズ +「 自宅避難 」の備えを強化する人が多い。
DCMホールディングス株式会社は、「2018年自然災害被災者に聞いた、防災についてのアンケート」を実施しました。2018年の自然災害で停電や断水、ガスの停止に遭われた子育て世帯を対象とし、事前の備えや実際に役に立ったもの、また災害後の認識や備えの変化について調査を行いました。
災害時に必要な備えについて、発災後の3日間で「あってよかったもの」「なくて困ったもの」、災害を経験し「これは絶対用意すべきと感じたもの」は何か尋ねたところ(複数回答可)、「モバイルバッテリー」84%、次いで「水」「電池」51%、「ランタン」47%、「保存食」44%という結果になりました。安否の確認、災害状況の確認だけでなく病院情報の収集や学校との連絡等のためにスマートフォンを使用していると考えられ、モバイルバッテリーはスマートフォンの使用頻度の高い子育て世帯に特にニーズが高いグッズと思われます。