2019.11.27 「今月のBEST OF THE BEST」~今年の大掃除は「玄関」の一か所を

玄関

ズバッと季節のお悩みに回答してくれる、藤原千秋さん連載。師走が近づくと今年の大掃除は何をしようかしらと考える人は多いでしょう。しかし忙しい年末に無理をすることはありません。11月は忙しい人にこそおすすめしたい、心強い年末大掃除プランの提案BEST OF THE BESTです。

街中からオレンジのカボチャが消え、クリスマスツリーが現れ始めるころには気になりだしてしまうのが、「年末大掃除」というワード。

しかし実のところ、冬真っ盛りな年末というタイミングで大々的にお掃除をするという習俗って、世界広しとはいえ日本くらいにしかありません。

外気も水も冷たい季節が、掃除に向いていないのは自明なのですが……。なぜ12月に大がかりな掃除をしなければいけない風潮なのでしょう?

端的に言えば、それが「すす払い」という宮中行事に基づく「厄落とし」の儀式だったから。遡れば平安時代にまでそのルーツを辿ることのできる、一種の宗教行事なのです。
だから掃除という作業に季節が適しているかどうかは、あまり関係ありません。合理性よりは精神性の尊ばれる営みだったのです。

今日日の感覚で、「じゃあ合理的じゃないから止めちゃおう」と割り切るのも一手です。でもどうも割り切れない、気持ちの上での「けじめ」のようなものを大事にしたいと考えるのも「あり」。ですから、あまり時間を食わず、家族の負担にもならず、がんばりすぎて体調を崩すようなこともないような作業で、「さっぱり」とした気持ちを得て新年を迎えてみてはいかがでしょうか。

そんな「気持ち」に主眼を置いた「大掃除」を行うにあたり、冬という寒い季節には向いていない換気扇掃除(脂が固まって落としにくく、湯を沸かすのもハイコスト)や、窓や網戸の掃除(寒い)は、除外したいところ。

どうせなら、家族全員にその恩恵が行き渡り、「綺麗になった」という確かな「達成感」をも、もたらしてくれるような場所がいいですよね。そんな虫のいい希望に合致するオススメの大掃除箇所、それが「玄関」なのです。

もし掃除に2時間程度時間が取れるのであれば、下駄箱から一掃しても。30分程度でけりをつけたいならば、ドアと三和土に集中しましょう。
まずは寒いので、上着の着用と、ホコリを吸わないようにマスクの装着を忘れずに。

最初にマンションなら外廊下やバルコニーに、下駄箱の靴たちをすべて出して並べます。新聞紙を敷いた上などに載せましょう。傷んだ靴やサイズアウトした運動靴などは思い切りよくここで処分。ビニール傘やビニール雨合羽なども一度一掃したいもの。

次に、バケツなどにぬるま湯を貯め、台所用の中性洗剤を少量溶かしたところに、マイクロファイバークロスを浸して固く絞ります。

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クエン酸配合で水垢やくすみを洗浄。スポンジの除菌もできます。250ml

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頑固な汚れもすっきり落とすマイクロクロス。28×28㎝

そのクロスで下駄箱の棚板を上から順に拭き上げていきましょう。底面だけではなく側面、上面もしっかりと。その際に泥砂が出たら三和土に落としてしまって構いません。
拭き上げたら、下駄箱の扉は開けたまま、三和土に移ります。化繊の外ぼうきで髪の毛やホコリ、砂などのごみを集めて、ちりとりへ。ちりとりがなければ厚紙などにごみを取って、そのまま捨ててもいいでしょう。

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掃きやすい穂先角度で、短柄の庭ほうき。小石・砂などを掃くのに適しており、耐水性に優れています。

三和土から続く玄関ポーチ内もこのとき掃き掃除を済ませてしまうといいでしょう。
三和土やポーチ部分の床の汚れが激しい場合には、お湯に浸したスポンジなどでこすり洗いを。ただし三和土やポーチの床材の素材にもよるので、水気を嫌う大理石などの場合は、ぬるま湯に浸して固く絞ったマイクロファイバークロスで拭くのに止めます。

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4層構造で泡持ちよくしっかり洗えます。十字の切れ込みが入った泡立ち層が空気を取り込むことで驚きの泡立ち。乾きやすくて衛生的な水切れ層。少ない洗剤で最後まで洗い上げる泡持ち層。汚れ落とし層でキズを付けずにやさしく汚れを落とします。

三和土、ポーチを拭いたら玄関ドアの内側、外側の順にぬるま湯に浸して固く絞ったマイクロファイバークロスでの拭き掃除を。屋外側のドア面が排気ガスの油分でベタつく場合には少量の台所用の中性洗剤を併用しても。

下駄箱棚板が乾いた頃合いで、棚板に新聞紙ないしはキッチンペーパーを敷き詰め、シーズンオフの靴を上段に、ハイシーズンの靴を中団から下段に収納し直していきます。
このとき、最下段左右奥の位置に、紙コップに入れた重曹ないしは湿気取りを仕込んでおくと、下駄箱内部のこもった悪臭、湿気による靴の傷みを抑制します。靴を戻してしまってから仕込むのは案外面倒なので、掃除直後のタイミングが肝ですよ!

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さっぱりしましたか?それでは、良いお年を!

藤原千秋

大手住宅メーカー勤務を経て、主に住まい・暮らしまわりの記事を専門に執筆。現在は企画、広告、商品開発アドバイザーなど多様な業務に携わる。TV「マツコの知らない世界」に1000個の掃除グッズを試した主婦として出演も。著・監修書に『この一冊ですべてがわかる!家事のきほん新事典』など。

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