2019.04.10 「今月のBEST OF THE BEST」〜シーズンオフのお洋服のしまい方&保管の注意点

ズバッと季節のお悩みに回答してくれる、藤原千秋さん連載。季節の変わり目になるとやってくる、衣替え。来年も気持ちよく着るための正しい収納やお手入れを考えます。4月は衣替えに備えるBEST OF THE BESTです。

ファッションそのものが多様化していたり、新しい繊維が開発されているためでしょうか。近年、「シーズンレス」な洋服が多くなってきている印象があります。

ライフスタイルの面でも、世界的な潮流になりつつある「モノを余計に持たない」ミニマリズムの考え方の影響、浸透。また家事全般、軽減化、時短化の傾向では、「衣替え」という家事の営み自体が、少しナンセンスであると捉えられてきているようにも思います。

ただ、そうはいってもハッキリした四季のある日本。ひとつの地点をもって、年間気温差が軽く30度を超えてしまうような地域がほとんどです。

どうしても、低温(寒さ)のピーク前後に必要とされるような洋服は、気温が上がればかさばるし不要になります。地域や家庭によって負荷の軽重はありますが、やはり「衣替え」自体行わないわけには、なかなかいかないのです。

でも着ない、しまわれている期間、次のシーズンにその服を着る機会までに傷んでしまっては困ります。

じょうずにしまうということは、傷ませないことと同義です。

洋服の繊維の種類などによって、いくらかの差異はありますが、基本的に「しまわれている間に洋服が傷んでしまう」理由には、

・繊維に残った汗や皮脂など汚れが変色してシミが出てしまった
・残った汚れを目指して食害する虫がついてしまった(穴あき)
・しまわれている環境の湿度が高く、化学変化による変色が進んでしまった
・湿度の影響でカビが生えてしまった
・畳み方や吊るし方などのせいで、戻りにくいシワがついたり、肩が出たり、伸びたり、潰れたりしてしまった

などがあげられます。

汚れ残り(洗濯不足)については前回の記事で触れましたので割愛しますが、「保管」に関して言えばとにかくは、洋服の種類、材質等の特徴によって「密閉するか風通しを優先するか」「湿度コントロールをどう行うか」「畳むか吊るすか」などが傷みの予防の焦点になるでしょう。

特に、不可逆的なダメージを与えられることの予防。「虫をつけない(収納中に成虫が飛んできて卵を産み付けられないようにする)、カビを生やさない」ことに傾注するということです。

具体的には、収納場所に防虫剤を置いたり、しまう環境の密閉度をあげたり、脱気したりすることになります。ただ、防虫剤には繊維との相性によっては変色などのリスクもあるので注意が必要です。

なるべく洋服本体にあまり影響を与えず、リスクだけ下げようという意味では、除湿(湿気取りの利用や虫干し)、清潔な収納用具の使用という対処は効果的ですし無難ですので、ぜひじょうずに取り入れてみてください。

DCMブランド 湿気とり衣類・引出し用/25g×12シート

引き出しに最適な大きさの除湿剤です。防虫剤と一緒に使えます。防カビ剤・消臭剤配合です。使用期間:3~4ヶ月(同じ使用場所でも季節や湿度の状態で異なります)。使用基準:たんすの引き出し・衣装箱50L(約50x40x25cm)に1シートを目安にお使いください。429円(税込)
藤原さんもおすすめ!引き出しの湿気は、ともかく床の近く、引き出しの下段に溜まります。つまり引き出し用の湿気取りも下段こそに備えておきたいものになります。洋服をしまう際にも、下段には毛や絹など動物性の繊維のものではなく、比較的湿気に強い合成繊維や植物性の繊維(木綿、麻など)の衣類をしまうようにしましょう。

DCMブランド 服の出し入れがしやすい収納袋

チャックを開けると前面と天面が前開になるので入れやすく、取り出しやすい収納袋。使用時サイズ:幅480×高さ300×奥行き320mm(Mサイズ)。861円(税込)
藤原さんもおすすめ!本体そのものの重みがさほどない衣類収納袋は女性にも扱いやすく、ホコリや虫などもきちんと避けられるので、特に重くなりやすい冬物衣類にオススメの収納道具です。衣替などの利用だけでなく、簡易的なたんすのような位置付けとしても、日常的にストレスなく使える開閉のしやすさです。

藤原千秋


大手住宅メーカー勤務を経て、主に住まい・暮らしまわりの記事を専門に執筆。現在は企画、広告、商品開発アドバイザーなど多様な業務に携わる。TV「マツコの知らない世界」に1000個の掃除グッズを試した主婦として出演も。著・監修書に『この一冊ですべてがわかる!家事のきほん新事典』など。

Reration 関連記事