2019.02.13 花粉の時期のお出かけで気を付けたいことは?

「スギ花粉症歴15年以上になります。毎年、センサーのように出先で春一番ならぬ「花粉一番」を鼻が感知し、そこから3か月弱が地獄です。一切外出しないで暮らしていければと毎年思います。すでにいろいろ対策は施しているつもりですが、抜けがあるかもしれません。外出時の注意ポイントを教えてください。」

藤原千秋

大手住宅メーカー勤務を経て、主に住まい・暮らしまわりの記事を専門に執筆。現在は企画、広告、商品開発アドバイザーなど多様な業務に携わる。TV「マツコの知らない世界」に1000個の掃除グッズを試した主婦として出演も。著・監修書に『この一冊ですべてがわかる!家事のきほん新事典』など。

ご存知の通り、「花粉症」とは、花粉に対して人間の体の免疫反応が過剰にあらわれて起きる症状の総称です。原因となる花粉として知られる代表的なものが、ご相談者さんもお悩みの、「スギ」花粉ですが、近年春先に飛ぶ「スギ」にとどまらず、原因となる花粉は多岐に渡り、その影響を被る季節も広がってしまっているようすです。

いわゆる「クシャミ、鼻水、涙」といった、よくある「花粉症」症状とは一味違う、食物アレルギーに酷似したような「口腔アレルギー症候群」というものも増加しています。

この「口腔アレルギー症候群」の場合、原因となる「シラカバ、ハンノキ」の花粉に反応して「リンゴ、さくらんぼ、モヤシ、豆腐、キウイ、メロン」などといった全く関係のなさそうな食品を食べると口の中が腫れたり、お腹が痛くなったり、食べられなくなったりします。

「スギ」花粉症は日本特有とも言えるほど日本に発生件数が偏っている症状ですが、「シラカバ」や「ハンノキ」に反応しての「口腔アレルギー症候群」は北欧にも多いなど(日本では北海道で多い)、その発症には地域性も大きく影響していると考えられています。

「いま」たまたま発症していなくても、何かのはずみでいずれか、多量の花粉に接したり、体に入れてしまうことが起こるとします。すると体が花粉に対する抗体を産生、そのためあるタイミングで「花粉症」を発症してしまう……ということは、誰にでも、十分ありえることだといえます。

今すでに「花粉症」と考えられる症状を呈している人は当然として、今は発症していない人も多量の花粉に触れ、体に入れてしまうような状況は避けたほうが賢明です。そのための方策を、発症前に知っておきましょう。

大きなポイントは、花粉が飛んでいる屋外に出る際、ゆめゆめ注意を怠らないことです。

もっとも簡単かつ身近な注意行動である「マスク装着」は、吸い込んでしまう花粉量を1/3〜1/6にまで減らす効果があると言われています。花粉飛散の多そうな時期は装着しておくに越したことはありません。ただし「完全」に防止することはできません。また使ったマスクは適宜捨てるか、的確に洗濯する必要があります。

DCMブランド 内側ガーゼマスク

やさしい肌触り。花粉・ウイルス飛沫を99%カットするフィルター採用したマスク。耳が痛くなりにくいやわらか丸ゴムを使用しています。個包装30枚入り。
藤原さんもおすすめ!内側がガーゼになっているマスクは表裏を判別しやすく、また吐息の水分や鼻水が吸収されやすいという利点があります。個包装されているので出先に持ち出すのも簡単です。

外出時の衣類にも注意と工夫をこらしましょう。花粉の付着しやすいウールやファー(毛皮)、フリース等の上着を着用するのは避けましょう。ぱちぱちと静電気を帯びやすい服も上着に限らず着用しないほうが無難です。

外出時には、リュックやバッグなど上着と擦れる部分、スカートとタイツが擦れる部分、スラックス等の裾と靴下が擦れる部分等に静電気が発生し、花粉を呼び寄せやすいので、「静電気防止スプレー」をかけておくなども有効です。洗濯のしあげに「柔軟剤」を使用するのも静電気予防効果を高めます。

髪、顔面などには花粉が付着しやすいので、「帽子」を被ることも大事です。ニットキャップなどより、つばのある花粉の付着しにくい「レザーハット」や「レザーキャップ」などがおすすめです。メガネ(伊達メガネ)の使用も目に花粉を入れにくくするので有効です。

また帰宅後すみやかに手、顔を洗い、うがいをすること。洗えるなら鼻や目も洗い、可能ならシャワーを浴びて髪などに付着した花粉を落とすようにすれば、家の中での症状の軽減に役立ちます。もちろん上着は家の中に持ち込まず、玄関内くらいに置き場を止め、適宜粘着テープなどで付着した花粉を取り去るようにしたいものです。

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