2019.02.06 周囲の人に不快感を与えない香りの楽しみ方

「中学生の頃から私は体臭に自信がなく、無意識的に香りが強めのもので髪や身体を洗ったり、香りそのものを身にまとうようにしてきたのだと思います。先日、ふとしたタイミングで知人から「いつも香水? きつめだね」と言われ、それを自覚し、びっくりしました。知人は世の中の香りが気になり、具合が悪くなりやすいタイプのようで、とてもつらそうでした。私もこれではいけないのでは……と思っています。」

藤原千秋

大手住宅メーカー勤務を経て、主に住まい・暮らしまわりの記事を専門に執筆。
現在は企画、広告、商品開発アドバイザーなど多様な業務に携わる。
TV「マツコの知らない世界」に1000個の掃除グッズを試した主婦として出演も。
著・監修書に『この一冊ですべてがわかる!家事のきほん新事典』など。

思春期に起こりがちなこころの傾向に、「自己臭恐怖」というのがあるそうです。自分が臭いのではないかと心配になったり、臭いと思い込んでしまう。

恐怖とまではいかなくても、誰しも新陳代謝が激しくなり、ホルモンバランスにも大きな動きが生じる年頃ですから、多かれ少なかれそういうことが気になった経験のある人は、けっして少なくないと思います。

ともあれ、自分の体臭を消そう、良い香りでマスキングしようという思いは、「周りの人を不快にさせないため」「周りの人のため」だったのですよね、ほんらいは。その、「きつめだね」と言われてしまった香りも、もとは「世のため人のため」にまとった香りだったはずなんです。

とはいえ近年「香害」という言葉が、問題視されているのはご存知ですか? 自然の体臭や、口臭といったもの、そのものではなく、それを打ち消そう、覆い隠そうと使用する人工の香りの害が取りざたされているのです。

私たちの身の回りにある、「不快」を打ち消すために使われる香りのせいで、身体やこころの健康を損なってしまう人が増えています。その行き着く先は「不快」どころではなく、公共交通機関にも乗れない、会社や学校にも通えないなど、通常の日常生活が営めない状態にまで追い詰められてしまうケースもあるほどです。

もちろん、自分の体臭が気になるあまりに、家の外に出たくない、出られないという苦しみもあり、それを解消するための「香り」もあると思いますので、人工の香りが全て「悪い」と言えるほど単純な話ではないといえるでしょう。

ただ、その「香り」は、適切なのか、「過剰」なまでにまとわれているものではないか? 「程度」という頃合いを見計らう感覚をもって、まとわれたものでしょうか?

もしそうでないのであれば、「香り」というのはタイミングや場所や状況、その場にいる人の体調などにも受け取り方が左右されうる、目に見えない一種の暴力となりうる「精妙な道具」だという認識を、改めてもっていただければと思います。

身の回りに私たちが意志を持って置いたり、まとったりするための「香り」を打ち出した製品。たとえばシャンプー、リンス、制汗剤、オーデコロン、化粧品、洗剤、柔軟剤などなどは、ほとんど自分で買う時にその「香り」を確かめ、選ぶことができるものです。

その香りの成分、強度、使用するにあたっての適切な量についても、ぜひ思案してみてください。そしてそういった情報を把握したうえで、購入使用するようにしてみてください。

通常言われる「良い香りのシャンプー」というのは、フローラル系の女性的な香りであることが多いですよね。
そして男性用というと、メントール系の「爽快感」のある香りなどに傾きがちです。この商品の香りはそのどちらでもなく、ハーブ系の中でも和の香気なので、いわばジェンダーレスな「良い香り」。あまり他でかいだことのない、新規的ですが懐かしい香りなのです。その香り度合いも強すぎないので、翌日まで残りません。我が家のような、男女入り混じる家庭では、家族全員の日常のヘアケア、グルーミングに、「ちょうどいい」感のある香り商品だと思います。

DCMブランド 無添加シャンプー 本体

防腐剤・着色料・合成香料が無添加のシャンプー。600ml 429円(税込)

DCMブランド 無添加リンス 本体

防腐剤・着色料・合成香料が無添加のリンス。600ml 429円(税込)

泡立ちがよく、顔も身体もさっぱり洗いあがりますが、洗っているさなかに香る香気がちょうど良い塩梅です。
鼻に近い位置で使うのでその度合いがわかりやすいのです。

DCMブランド 無添加洗顔フォーム

防腐剤・着色料・合成香料が無添加の洗顔フォーム。130g 213円(税込)

DCMブランド 無添加ボディソープ

防腐剤・着色料・合成香料が無添加のボディソープ。600ml 397円(税込)

もしかすると、身体を洗ったり、髪を洗ったりするときにだけ微かに香るものの、後に残らないくらい楚々とした「香り」で、ちょうどいいくらいなのかも知れません。

昭和のテレビCMのイメージで、強い「残り香」をプンプン振りまきながら周囲の人を幻惑するという状況は、もう幻惑どころか幻滅を誘いかねない時代なのかもしれません……。

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