2018.08.22 「今月のBEST OF THE BEST」~もしものときに安全な防災グッズ
「防災対策」を考えるとき、地震では揺れそのものに加え、津波や液状化を念頭に置かなければなりません。風水害等にも、ゆめゆめ気を抜くわけにいきません。
記録的と言われるほどの大雨に見舞われれば、まさかという規模で河川の氾濫や土砂崩れが生じる可能性があり、冷静かつ正確な状況判断が命運を分けると言って過言ではありません。
昨今増加している地震や突然の局地的豪雨や突風、落雷といった自然災害には、いつ、どんな場所であっても遭遇しかねないものです。果たして、「そのとき」、私たちは適切に、思い切りよく行動できるでしょうか。いざというとき家に(その場に)とどまるか、避難するか? 留まり続けられる備えは、家から持ち出すべきモノは、つねに揃えてありますか? 「そのとき」が「今」でも?
これらは普段から持ち歩く癖をつけておきたいところです。
防災用品の難しいところは、一度万端整えても、時間の経過とともに「そのとき」必要なモノが陳腐化したり形骸化しやすい点です。つねに現在との状況と乖離しないよう、特に子どもを育てている方の場合は短いスパンでそういった変化が生じますから、気をつけなければなりません。
ある年代までは必須だった「紙おむつ」という装備が全く要らなくなることもありますし、逆に必要度が増すなど顕著な例です。また、子ども自身が避難グッズ(セット)を持って逃げることができる体格に育っている場合には個々の価値観に合わせたカスタマイズも必要になってきます。
最低年に一回、可能であれば年に2回(目安は3月と9月、防災意識の高まる時期)、防災グッズの見直しをするようにしてみてください。
近年日本のどこかで甚大な被害をもたらしている地震、風水害等、あらゆる災害の当事者に、一生を通して「絶対ならない」可能性というのは、宝くじの一等に当たる確率と比べても極めて小さいはず。
それでも無駄になったなら、それはそのほうがいいのです。