2018.04.23 母の日|暮らしの歳時記~今さら聞けないマナーと常識~ ?

5月の第2日曜日は母の日。大切なお母さんに感謝をする日です。日々の料理、洗濯、掃除・・・・・・もちろん今ではお母さんだけの役目ではなく、お父さんを含む家族全員で家事を分担するのが当たり前になりました。それでもやはり毎日忙しく過ごすお母さんに、日頃の感謝を伝えたい。母の日の由来や花、プレゼント事情をご紹介しましょう。

1907年、アメリカのアンナ・ジャーヴィスという女性が、母親の命日に教会で記念の会を開き、信者たちに母親がこよなく愛した白いカーネーションを配ったのが始まりです。このジャーヴィスの行為は多くの人々に感動を与え、「母をしのぶ」という花言葉を持つカーネーションは話題になりました。1914年、ウィルソン大統領はこの日を母の日と定め、国民の祝日に制定されたのです。現在では世界中に広まりました。日本にも伝わりましたが、一般的になったのは戦後からです。

アメリカ、日本など多くの国では5月の第2日曜日が母の日でカーネーションを贈りますが、日にちが違う国もあれば、カーネーションではない花を贈る国もあります。タイの母の日は国王妃の誕生日である8月12日でジャスミンを贈る習慣があります。5月第3日曜日が母の日のフィンランドでは、ミニバラを贈るのが一般的。ヴォッコとという野草をプレゼントすることもあるそう。オーストラリアは日にちは同じですが、菊の花を贈ります。また、カーネーションにこだわらず、好きな花にプレゼントを添える、という国も多いようです。

母の日の由来となったアンナ・ジャーヴィスがお母さんに贈ったのは白いカーネーションでしたが、現在では様々は色のカーネーションが贈られています。日本でも以前は赤いカーネーションがメインでしたが、今ではいろいろな色をプレゼントするのが主流です。同じカーネーションでも、色によって花言葉が違うのをご存じですか?ピンクのカーネーションは「あなたを熱愛します」。赤いカーネーションは「母の愛情」など。花言葉を意識して色を選ぶのも素敵です。

カーネーションも鉢植えなら切り花より長く楽しむことができます。さらに、四季咲き多年草なら、春と秋に花を咲かせてくれます。鉢植えの選び方は、まず下の葉が枯れていないかをチェックします。根元がぐらつかず、しっかりしたものを見分けましょう。つぼみがあるものを選べば、「咲く楽しみ」も満喫できます。風通しがよく、日当たりがいいところに置き、土の表面が乾いたら水を多めにあげましょう。

花を元気にしゃっきりさせるには「水揚げ」が必要です。中でも最もポピュラーなのが「水切り」。大きめの洗面器などに水を張り、水の中で茎を切ることを「水切り」といいます。このとき、切り口を斜めにするのがコツ。これで吸水面が増え、水の吸い上げがグンとアップするのです。また、花瓶の水は毎日取り換え、清潔をキープするのも、花を長持ちさせるコツです。

フランスでその技術が生まれたブリザーブドフラワー。花の水分と専用の保存剤を入れ替えることで、本物の花の感触そのままで長く楽しむことができるのです。もちろん水やりは必要ありません。今ではウェディングブーケやインテリアとしても大人気。上手に保存すれば10年ももつそうです。

やはり外せないのが甘いもの。母の日は和菓子屋さんも洋菓子屋さんも大忙しです。母の日限定のお菓子が登場することも多いので、お母さんが日頃好んでいるお菓子やお店をチェックしておきましょう。

最近ではギフト用にチケットなどを用意しているエステティックサロンやスパも多数。フェイシャルやボディ、ネイルなどサロンできれいになってもらう趣向のギフトは、大変喜ばれています。

ソープやサシェ、ポプリなど「ほのかな香り」が人気です。香水と違って用途も広いのが魅力的ですね。アロマ関係のギフト商品も種類豊富。エッセンシャルオイルを数種類贈る、なども喜ばれるでしょう。





「伝統の作法と最新マナー 冠婚葬祭常識辞典」、「日本の行事を楽しむ12カ月 くらしの歳時記」(ともに主婦の友社刊)より

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