2017.11.25 年賀状のマナー|暮らしの歳時記~今さら聞けないマナーと常識~

EメールやSNSでの新年の挨拶が増えた現在でも、親しい人からの年賀状はお正月の大きな楽しみのひとつです。

そもそも年賀状は、平安時代に公家たちが書簡で新年のご挨拶を交わしたのが始まりといいます。現在のように元旦に年賀状が配達されるようになったのは、「年賀郵便特別取扱」がスタートした、明治32年のことです。

現在の年賀状は写真入りがメインとなりました。子どもの成長を共に喜んでくれる人(親戚など)にとっては、家族写真の年賀状は楽しみのひとつですが、仕事でおつきあいのある方などには子どもは無関係。あらたまった年賀状を、別に用意して送りたいものです。

また、親しい友人でも「子どもの顔つき年賀状」を喜んでいる人ばかりとは言えません。子どもの描いた絵や版画など、写真以外で子どもの成長を伝えてもいいと思います。

喪中と知らずに年賀状を出してしまうこともあるでしょう。喪中はがきをいただかなかったのであれば、こちらに非はありません。年賀状を送ってしまったお詫びを改めてする必要はないでしょう。

ただし、その相手が親しい友人などであれば、お正月が過ぎたころに改めて、お詫びとなぐさめの言葉を添えてはがきなどを出してもいいと思います。もしも逆の立場で、喪中はがきを出さなかった相手から年賀状が届いた場合、1月7日以降に「喪中のため、年賀状を遠慮させていただきました」と書き添えた寒中見舞いを出しましょう。

一方で、入院中のご親戚や友人への年賀状はどうしたらよいのでしょう?
その方の病状にもよりますが、比較的落ち着いているのであればお送りしても構いません。その場合、ご自宅宛てではなく、病院宛てに送るといいと思います。内容は一般的なものだけではなく、元気が出るようなメッセージを添えましょう。

また、こちらから年賀状を出していない人から年賀状をいただくこともあります。お返事が1月7日までに先方に届くようであれば「年賀状」として送っても結構ですが、それ以降の到着になるようでしたら、「寒中見舞い」として出しましょう。その場合は、年賀はがきは使わず、普通のはがきを使います。



「伝統の作法と最新マナー 冠婚葬祭常識辞典」、「子連れのマナー&おつきあい大正解BOOK」(ともに主婦の友社刊)より

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