チェーンソーの使用とメンテナンス

① 作業に適した服装で行うこと。
② ガイドバーの締め付けが十分なこと。
③ ソーチェンの張りが適切なこと。
④ 正しい混合比の燃料が、燃料タンクに入っているか確認すること。
⑤ チェーンオイルがオイルタンクに入っているか確認すること。
⑥ 燃料を補給するたびにチェーンオイルタンクにオイルを補給すること。

ソーチェンの張りは適切に調整します(作業時は手袋を使用してください)。ソーチェンを強く張り過ぎるとチェーンやバーのレールなどが摩耗して焼き付きを起こすことになり、逆に緩く張ると切れ味が悪く、ガイドバーから外れたりスプロケットを傷めることとなります。ソーチェンの張りは、ガイドバーの中央付近で軽く持ち上げた時、ソーチェンのドライブリンクの先端とガイドバーのすき間が0.5~1mm程度となるように調整します。張り方は、ガイドバー先端を上に持ち上げて調整してください。

身体に合った作業着を着用し、保護具を着用しましょう。
(家庭用として使用する場合)

※伐木作業事業者及び労働者が使用する際は下肢の切創防止用保護衣の着用が義務付けられています。
厚生労働省労働基準局 2019年8月1日施行(新安衛則第485条)

チェーンオイルが正しく吐出していることを確認してください。吐出チェックのためにチェーンバーの先10~15cmに紙や丸太などを置いてスロットルレバーを操作し、切削速度まで2~3秒間回転させます。チェーンオイルが紙などの上に飛び散ればチェーンオイルが確実に吐出されています。

走行中のソーチェンが木材や障害物に当たってガイドバーが跳ね上げられることを、キックバック現象と言います。キックバックを起こさないような操作が大切です。そのために次のことを心掛けましょう。

ガイドバーの先端部上側だけでは切らないこと。また、バーの先端が切断中の木材の陰にある小丸太などに触れないよう注意します。ガイドバーの先端部上側の円周部分がキックバックを起こしやすい箇所です。

①ソケットレンチを使い、カバーを外します。

②チェーンとガイドバーを外します。

③新しい刃を取り付けるときは、刃を上から見て、とがった方がガイドバーの先端に向くように取り付けます。

チェーンに刻印されている数字を確認します。
この場合「91」ということです。

刃のコマ数を数えます。

刻印されている数字とコマ数を組み合わせたものが「品番」です。

電動工具では生み出せないハイパワーが魅力
電動では実現できないハイパワーでソーチェンに付いた刃を回転させ、立ち木やログ・枕木などを簡単に切断できる強力なマシンがエンジンチェーンソーです。電動モデルのようにコードを引きまわさないので、森林や原野などでも自由に使うことができます。チェーンソーは目立てを始めとして、日常的なメンテナンスが欠かせません。エンジンに空気を供給するエアークリーナーの点検清掃、点火プラグの点検清掃、チェーンオイルの補充、ソーチェン張りの点検調整と、基本的な点検が必要です。これらの作業は車の始業点検と同じで、作業前に必ず行いましょう。

チェーンソーには大きく分けて
●トップハンドル・タイプ
●リアハンドル・タイプ
があります。

■トップハンドル・タイプ

トップハンドル・タイプはチェーンソー本体の全長が短く、軽くて小回りが利くので、伐採した木の枝払い、薪づくり、果樹園の整備に向いています。

■リアハンドル・タイプ

リアハンドル・タイプはそれぞれのハンドルの間隔が広く、しっかりとチェーンソーを保持できるので、伐採や玉切りに向いています。

①長期間(3週間以上)保管する時は、燃料タンクから燃料を抜きとってから自然に停止するまで空運転し、気化器の中の燃料を完全になくしておきましょう。これを守ることでエンジン故障の約50%が防げます。
②損傷箇所がある場合は必ず修理してから格納しましょう。
③保管する場合は、安全のために必ず付属のチェーンカバーを取り付けましょう。
④チェーンオイルタンクにオイルが入っていると、オイル吐出口や本体下部からオイルがしみ出る場合がありますが、これは故障ではありません。汚れてもいいように下に敷物を敷いて保管しましょう。

●エアークリーナー
クリーナーエレメントが汚れて目詰まり状態になると、出力低下や始動困難になります。チェーンソーのクリーナーエレメントは汚れが激しいので、作業前にはクリーナーエレメントの掃除を心掛けましょう。

●燃料フィルター
燃料フィルターが詰まるとガソリンが上がらずエンジンの回転不調の原因となります。時々点検し、汚れたり固くなっている場合は純正部品と交換してください。

●マフラー
長時間運転するとマフラーの出口にカーボンが付着し、出力低下の原因になります。時々掃除をしましょう。

●点火プラグ
点火プラグが汚れた状態になると、始動困難や出力低下を招きます。汚れた状態での始動は「ミスファイヤー(失火)」→「プラグのカブリ」を招き始動ができなくなりますので、定期的なプラグの清掃点検が必要です。汚れが著しい場合は指定品番の新品プラグと交換しましょう。

チェーンソーは切れ味を保つために「目立て」が必要です。切れ味が悪くなったら目立てを行いましょう。専用ヤスリで「目立て」を行いますが、「目立て」の方向や角度を間違えるとかえって切れ味が悪くなりますので注意が必要です。刃が丸くなってしまった時は、指定品番の替刃に交換しましょう。

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